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『完訳 からくり図彙』の出版

2014-11-25
『完訳 からくり図彙』表紙カバー
『完訳 からくり図彙』尺時計のページ
 江戸時代中期の和時計やからくりについての解説書『機巧図彙』(細川半蔵頼直著 寛政八年・1796年刊)の現代語訳が並木書房から出版されました。和時計学会の村上和夫氏の訳になるものです。一昨年村上氏の私家版により同書の完全英訳本が出版されましたが、今度は現代日本語版です。『機巧図彙』は世界的にも評価が高く、大英博物館をはじめ各国の大学図書館などにも買っていただいているとのことです。
 英語版と同様、左右見開きに原本の翻刻と活字による書き下し・現代語訳・注釈を対照し、冒頭には内容と歴史的価値、江戸時代の技術史などについて解説しています。
 『機巧図彙』は江戸期日本が世界に誇る機械技術の啓蒙書で、3種類の和時計と9種類のからくりの部品図や製作方法が解説され、からくりの仕組みや江戸時代の技術を理解することができ、また当時のままのからくりを自作することも可能となります。日本語版にはからくり復元師による、自作する場合の注意点なども解説してあります。
 入手希望の方は書店注文が基本ですが、訳者のサイン入り本が時計館に置いてあります。(定価5500円+税)
 

白鵬の32回優勝「天皇陛下に感謝したい」

2014-11-25
 横綱・白鵬が32回優勝を果し、昭和の大横綱といわれた大鵬の持つ記録に並びました。
 優勝が決まったときのインタビューで、母国語であるモンゴル語でスピーチし、故国でテレビ中継を見ている父に報告していましたが、そのあと天皇陛下に感謝したいと言ったのには驚かされました。
 明治の初め、断髪令が出て一般人の髷が禁止になったとき、大久保利通と明治天皇の英断によって力士のみは髷が許されて相撲道の文化が守られたとして、天皇陛下への感謝のことばを口にしたのでした。
 白鵬はこれまでにも、目標としてきた大鵬への思いとともに、双葉山の69連勝の記録に近づいたとき、双葉山の故郷と墓所を訪問して思いを述べるなど、相撲の歴史をも学び自分の糧としてきたように思います。
 そして国歌君が代の演奏のときも歌を口にし、このたびのインタビューでも、「この国の魂と相撲の神様に認められた」と話すなど、モンゴル人横綱であるとはいえ、もはや並の日本人以上の日本人の感性を持ったといえるのではないかと思います。日本人力士の不甲斐なさを残念に思うとともに(白鵬自身も日本の国技なのに残念だと言っているようです)、素直に白鵬を讃えたいと思います。
 同じアジア人でもあり、日本語はアルタイ系の言語としてモンゴル語との共通点も多いともいわれますが、遊牧民族と農耕民族との民族性の違いは大きいはずです。そのなかでこれだけ日本人的な感性を身につけることができるのは、相撲界という特殊な社会のことではありますが、いろいろと考えさせられるものがあります。

台湾 寿山高校の生徒が着物体験をされました

2014-10-31
 去る29日、台湾・桃園県立寿山高校(高級中学)42名ほどが修学旅行で来宮し、近江神宮衣裳部の体験レンタルで着物体験をされました。同高校では毎年日本への修学旅行を行っているとのことですが、今回は当地も目的地として選んでいただきました。衣裳の数の関係で2班に分かれて21名づつ着用し、あわせて3時間ほど滞在され、紐を結ぶという経験があまりないようで、やや手間どっていたようでしたが、境内での散策など日本体験を満喫していたようでした。
 近年近江神宮でもアジアからの観光客が増え、とくに台湾を中心に中国・韓国からも来られているようです。「ちはやふる」の中国語版・韓国語版も発行され、それぞれかなりの人気のようで、また競技かるたは中国での大会も開かれています。過日も日本語の学習者のようでしたが、大陸中国からのちはやふるファンが、「ちはやふるみくじ」を引いたりして楽しんでいました。体験レンタルの着付けの説明も英語と韓国語の表示を行っています。
 

NHKラジオ「ここはふるさと旅するラジオ」公開放送

2014-10-22
 平日の毎日午後0時30分から30分間放送している、NHKラジオ「ここはふるさと旅するラジオ」が、近江勧学館から放送されました。駐車場にラジオカー「80ちゃん号」を据え置き、駐車場から放送の予定でしたが、雨の心配があったため、屋内からとなりました。それでも30名ほどお集まりいただきました。
 「時の守り手を育てる」と題して、時計学校の講師からの時計修理の話を中心にした内容でしたが、修理を依頼した方も来られており、修理した時計への思いなどもお話しいただき、膨らみのある内容となりました。
 このほか、びわ湖大津観光大使による大津市の紹介、西教寺の僧侶による坂本名物の菊料理の話題、石山寺の方の紅葉の話題などもお話しいただきました。ちょうど時計技能大会の初日の前日で、会場にはその看板も掲げられており、その紹介もしていただくことができました。

東京オリンピック・新幹線50周年のことなど

2014-10-10
 本日、10月10日はかつての体育の日。昭和39年の東京オリンピックの開会式が行われた日でした。今年はちょうど50周年になり、その9日前に開業した東海道新幹線の50周年とあわせてさまざまにメディアを賑わせています。開会式の10月10日は晴天の確率が特別に高い晴の特異日といわれる日を選んだといわれています。
 50年前の昭和39年は昭和20年の敗戦からわずかに19年という、今から思えばまことに短い間にここまで復興したという、高度経済成長の力強さ、迅速さを感じさせられます。
 また東京オリンピックの開催が決まったのは昭和34年の5月、東海道新幹線の着工はやや先立つ34年4月でした。わずかに5年半で間に合わせてしまったという、現在では考えられないような短期間での事業でした。特に新幹線については、工事期間の短さから一見突貫工事のような感があり、しかも1時間に15本前後の列車が走行しているという過密ダイヤにもかかわらず、50年間死亡事故が皆無で、平均遅れ時間も1分未満という、諸外国では考えられないシステム管理の緻密さがあらためて称賛されています。新幹線のような新線の計画は戦前からあり、一部で用地買収や工事も行われており、それもあって短期間の工事が可能になったのですが、工事開始の2年前の32年にはまだ構想段階でした。(この年12月に閣議決定)
 滋賀県では琵琶湖大橋の開通はこの直前の9月28日のことでした。高松宮殿下の台臨のもと開通式が行われ、近江神宮の神職3名で清祓えを行いました。
 昭和15年といえば、近江神宮の御鎮座の年ですが、この年に東京でオリンピックが開催されることになっていました。日支事変の深刻化に伴い準備も滞って、開催を返上することになり、振り替えられたヘルシンキもヨーロッパでの開戦のため中止となったのですが、この年は、東京で第12回夏季オリンピックが開催され、札幌で第5回冬季オリンピックが開催され、また東京で万国博覧会も開催され、これらに合わせてテレビの本放送も開始されることになっていました。テレビ放送は戦火のため、13年遅れることになったわけです。(昭和28年本放送開始)
 

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近江神宮
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ご祭神 天智天皇(天命開別大神)
ご神徳 時の祖神
開運・導きの大神
文化・学芸・産業守護
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・参拝時間   6:00~18:00
・ご祈祷    9:30~16:00
・お守り等   9:00~16:30
・時計館宝物館 9:30~16:30
・結婚式打合せ 10:00~16:00
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【参拝所要時間】
参拝のみ:駐車場より10分程度
日時計・漏刻等観覧:5~10分程度~
時計館宝物館: 15分程度~
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車いす利用 時計館横から外拝殿までスロープあり。時計館横に車いす用トイレあり。時計館横まで身障者用自動車は乗入可能
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【祭典行事予定】
◆4月19日 例祭宵宮祭
◆4月20日 例祭
◆4月23日 近江まつり 
◆4月29日 大津京遷都1350年奉告祭
      記念行事 
トップページ下欄のカレンダー記載の祭典時刻は30分程度早める場合があります。祭典中でもご祈祷はできます。
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