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婦人会総会で「時の記念日について」講演

2015-10-03
近江神宮敬神婦人会講演の井上毅氏
 過日、9月30日、恒例の近江神宮敬神婦人会総会が行われ、記念講演として、今回は、明石市立天文科学館の学芸員・井上毅氏の講演を「時の記念日について」と題してお話しいただきました。
 東経135度の子午線の通る明石市の同館では、6月10日の時の記念日に毎年記念イベントを行い、また明石市の各種団体により時のウィークとして1週間にわたり関連イベントが行われています。
 
 井上氏はプラネタリウムの解説そのほかの通常業務のかたわら、時の記念日の沿革や各地の記念行事がどのように行われているかを調査されており、時の記念日の創設の経緯や記念行事の紹介を中心にわかりやすくお話しいただきました。公開講演会でないのが残念でした。
 
 5年後の平成32年(2020年)、東京オリンピックの行われるこの年が時の記念日100周年となり、近江神宮御鎮座80年の年でもありますが、その前年の第100回時の記念日の年が明石市の市制100周年の年でもあるとのご紹介もいただきました。そして明後年の平成29年(2017年)は大津宮遷都1350年であり、時の記念日100周年の翌年の2021年は、時の記念日創設のもとになった漏刻創設1350年となります。

終戦70年奉告祭・平和讃仰音楽祭 程万紫女史の奉納コンサート

2015-08-28
近江神宮神前で独唱を奉納する程万紫女史
程万紫女史と後ろは伴奏する佐藤宮司
 昨日、8月27日、恒例の鎮火祭にあわせて、終戦70年奉告祭を斎行し、祭典後、終戦70周年平和讃仰音楽祭と銘打ち、西安市出身で長浜市在住の中国人ソプラノ歌手・程万紫女史の奉納コンサートを行いました。準備が遅かったのであまり広報もできず、参列者40名ほどと小人数でしたが、戦時回想と追悼、平和祈願の気持ちとともに、中国人でありながら日本の戦没者を偲んで神社に歌を奉納しようとする程女史の心にも打たれました。
 知覧の特攻基地を訪れて特攻兵を偲んだ夜、現われた一匹の蛍が戦死者の御霊のように感じた回想から「蛍」(蛍の宿は川端柳・・・)の歌に始まり、戦没者も親しんだであろう「浜辺の歌」「故郷」、そして「千の風になって」「海ゆかば」の5曲を、近江神宮佐藤久忠宮司の龍笛伴奏により歌われました。
 蛍の光は平安時代の和泉式部の歌「もの思へば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂かとぞみる」などにも表われているように、魂にたとえられることが多いものです。ほかにも、戦死者追悼の月でもあり盆の月でもある8月は蝉の大合唱の時期でもあり、蝉の声も鎮魂の声と感じることがよくあります。
 

漏刻祭が行われました

2015-06-16
澤田氏の展示
時の記念日の6月10日、例年のとおり漏刻祭を斎行し、関連の行事が行われました。
今年の時計関係奉仕者は、京都府時計宝飾眼鏡商業協同組合の役員の皆様により陰陽頭以下の所役のご奉仕をいただき、また例年どおりびわ湖大津観光大使のお二人ほかの方々の采女ご奉仕により、祭典が執り行われました。時計関係者や一般崇敬者の方々など300名ほどの皆様にご参列いただき、また観光客の方々などで終日賑わいました。
 
当日は、毎年のことですが、時計館は終日入館無料となり、古代火時計の線香に火をつけ作動させます。線香が燃え進むにしたがって背中に吊した糸が切れ、青銅の玉が落ちて銅鑼が音を鳴らし時を知らせます。糸と糸との間が約2時間ということでしたが、当初より線香が太いようで、2時間半近くかかるようです。火時計の周りでは多くの方々が見守っていました。
近江勧学館の直会会場での和時計学会関係者の企画は、澤田平氏による天文時計・須弥山儀の復元品、江戸時代の鉄砲・望遠鏡・計測器具などが展示されました。
 
なお、本年は明石市の市立天文科学館では、同館開館55周年イベントの一環で、6月13日、近江神宮の漏刻祭を再現するとして、明石市の市長・市議会議長、またびわ湖大津観光大使も出席して、プラネタリウムを舞台に漏刻祭の紹介解説、時計献納の模様と舞楽が行われました。

明日は朔旦冬至

2014-12-21
 明日12月22日は冬至です。19年に一度の冬至です。明日は旧暦では11月1日でもあり、旧暦の11月1日が冬至になるとき、この日を朔旦冬至といい、原則として19年に一度巡ってきます。(計算誤差などで全く同日にならない場合もあります)
 冬至は太陽の光がだんだん弱まってきた極限の日で、この日を境に少しづつ光が強くなっていく一陽来復の日であり、農耕のためにも人間生活のためにも大変重要な日です。いわば太陽の出発点ともいえ、朔旦冬至は、太陽の出発点である冬至が月の出発点である新月の1日と重なる日というわけです。
 太陽暦でも、現在の1月1日が冬至から移動したものともいわれ、またクリスマスが冬至のお祝いが変化したものといわれるように、とくに高緯度で冬の日照時間が短く寒いヨーロッパでは切実なものだったことでしょう。西洋でも冬至は大切にされましたが、特に中国や日本など東洋の太陰太陽暦では、冬至を含む月を11月とし、これを基準にして月が決まるようになっており、古来暦の起算点として重んじられました。
 かつての日本では、毎年11月1日は御暦奏(ごりゃくのそう)といって、明年の暦を宮中に奉られることになっていました。そして今年のようにその日が冬至になるとき、宮中では朔旦冬至の祝賀の儀式が行われる例となっていました。冬至のある11月は新嘗祭の月でもあり、新嘗祭ともからめて節会とともに叙位や恩赦が行われることもありました。その意味でも重視されたのですが、古代中国で冬至を含む月を正月とした時代があり、この場合朔旦冬至は正月1日となりますので、いわば古代中国の暦による正月の祝いの名残りといえるのかもしれません。太陽暦の新年と同様の意味も伺えます。

琵琶湖博物館で奥嶋のむべが展示されました

2014-11-26
「献上された奥嶋のむべ」展示チラシ
琵琶湖博物館むべ展示解説
御鎮座記念祭のむべ献納
 既に終った展示で恐縮ですが、10月7日から11月16日まで琵琶湖博物館で奥嶋のむべについての展示が行われました。
 「献上された奥嶋のむべ」と題して、旧11月1日に毎年宮中に献上されていたことを紹介し、江戸時代の長澤蘆洲の献上むべの絵を中心に、関連する文献や郁子の標本などが展示されました。
 現在、近江神宮の御鎮座記念祭で、大嶋奥津嶋神社の宮司・総代の皆様からお供えしていただいているむべの苞が、この絵に描かれたものとほぼ同じであることがわかり、この形自体が歴史的な由来のあるものであることを知ることができました。
 むべはアケビ科の常緑のつる植物で、赤紫のこぶし大の実が実り、やや細かい種が多くて食べにくいのが難点ですが、味そのものは甘くておいしいものです。近江八幡市の奥嶋付近の産地ではむべ狩りも行われています。
 

▼お気軽にお問い合わせください

近江神宮
〒520-0015滋賀県大津市神宮町1番1号
TEL:077-522-3725
FAX:077-522-3860

http://oumijingu.org/
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ご祭神 天智天皇(天命開別大神)
ご神徳 時の祖神
開運・導きの大神
文化・学芸・産業守護
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・参拝時間   6:00~18:00
・ご祈祷    9:30~16:00
・お守り等   9:00~16:30
・時計館宝物館 9:30~16:30
・結婚式打合せ 10:00~16:00
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【参拝所要時間】
参拝のみ:駐車場より10分程度
日時計・漏刻等観覧:5~10分程度~
時計館宝物館: 15分程度~
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車いす利用 時計館横から外拝殿までスロープあり。時計館横に車いす用トイレあり。時計館横まで身障者用自動車は乗入可能
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【祭典行事予定】
◆7月 7日 燃水祭
◆7月22・23日 
   全国高等学校かるた選手権大会
◆8月24日 弘文天皇祭
◆8月27日 献書祭
トップページ下欄のカレンダー記載の祭典時刻は30分程度早める場合があります。祭典中でもご祈祷はできます。
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